日記

春合宿! in 2018

こんにちは、145代セカンドの香山です。続いては、春合宿の活動報告をお届けします。
私たちワグネル男声は、2/27(火)~3/4(日)の6日間、千葉県は房総半島の南西部に位置する旅館、大謙館にて春合宿を行いました。この合宿は、143代が始動してから初の合宿です。

1日目は、昼食を食べ、午後から「梅雨の晴れ間」と六連単独曲「Fragments~特攻隊戦死者の手記による~」の練習が行われました。初日から累計7時間を超える久しぶりの長時間練習に苦しみながらも、練習は活気にあふれていました。大謙館では毎食豊富な量と種類のおかずが出され、完食に苦戦する団員の姿もちらほらとみられました。また、たまの差し入れや毎日用意される夜食を楽しみにする人も多くいました。

2日目は、常任指揮者である佐藤正浩先生がご到着され、東西四連単独ステージ「Trinklieder und Lied der Freundschaft ~『酒と友情』」の歌詞の読み合わせを行いました。佐藤先生直々に、酒と友情をテーマにしたドイツ語の男声合唱曲のアンソロジー、という今回のコンセプトに至った経緯、曲に取り組む上での注意点などを話していただき、大変有意義な時間となりました。

朝には海岸で目覚めの体操を!

3日目は、ボイストレーナーの小貫岩夫先生にお越しいただき、全体発声を進行していただいたのち、団員一人一人が個別に発声を診ていただきました。具体的な筋肉の部位の使い方や共有しやすいイメージを軸にした先生の指導はとても丁寧でわかりやすく、団員一人一人の確実なレベルアップが図れました。並行して行っていた学生練では六連合同ステージ「ゆうやけの歌」に取り掛かりました。この曲は、全日本合唱コンクール全国大会で会津高校が金賞・文部科学大臣賞(1位)を取った際、当時高校2年生だった佐藤正浩先生が伴奏をしており、さらには第130回定期演奏会にて、佐藤先生の指揮で当時のワグネル男声が演奏した、当団にとても縁の深い曲です。それだけに、伝統に恥じない演奏をしようと、皆真剣な面持ちで練習に臨んでいました。

4日目は、小貫先生の個人発声を継続して行いつつ、四連単独ステージの音取りと合わせをしました。ドイツ語に苦戦しながらも、合わせた際の綺麗なハーモニーに一同驚嘆し、四連へのモチベーションが格段に上がりました。この日のお昼には毎年恒例のバーベキューが催され、食欲旺盛なワグネリアンは競うように大量の食材を平らげていました。

バーベキューを楽しむワグネリアン

5日目は、午前中に練習をした後、午後から総会を行いました。総会では会計報告や中長期計画発表に加え、オリエンに向けて、ワグネルの強みについて5人一組で討論し発表するグループワークが行われました。ワグネルに入った理由、今ワグネルにいる理由について一人一人が真剣に考えたことで、とても実のある話し合いになりました。その後練習を挟んで行われた宴会では、これまでワグネルが取り組んできた様々な曲を皆で歌い散らし、大変盛り上がりました。そして翌朝、合宿を支えてくださった大謙館の皆様にお礼の演奏を行い、そのまま現地解散となりました。

佐藤先生、小貫先生、大謙館の皆様、本当にありがとうございました。4月からワグネルは新たな1年生を迎え、六連、四連と立て続けに大きな舞台を経験します。そうした活動の中で、この春合宿での密度の濃い音楽体験は必ずや活きてくることでしょう。143代ワグネル男声のこれから、どうぞお楽しみに!