ご挨拶

当団のサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。

私達ワグネル・ソサィエティー男声合唱団は、日本最古の音楽学校以外の学生音楽団体として1901年に創立されて以来、高い知名度を保ちながら活動を続けてまいりました。

東京六大学合唱連盟定期演奏会、東西四大学合唱演奏会、定期演奏会の3つの大きな演奏会を中心に、最良の演奏をご提供することを目標に日々練習しております。大学から合唱を始めた合唱初心者も多く在籍する中、素晴らしい先生方による厳しくも温かいご指導もあって、演奏会では常に高い評価をいただいております。

その他にも他大学の合唱団やOBとの密な交流、各地からの依頼演奏への積極的な参加、TV出演、CDの制作、国内・海外の音楽祭への出演など、活動は多岐に渡ります。2019年には森田花央里先生作曲の『青い小径』を東西四大学合唱演奏会にて男声版委嘱初演、2021年には新実徳英先生作曲の『愛のうた—光太郎・智恵子— 男声合唱とフルート、クラリネット、弦楽オーケストラのために』を定期演奏会にて委嘱初演、2017年には現役、OB、志木高ワグネル合同・総勢200名による『タンホイザー』を演奏するなど、新しい時代の担い手であらんと挑戦を続けております。

新型コロナウイルスの流行により当団は多くの演奏機会を失いましたが、多くの方のご支援や先生方のご指導のおかげで、今も活動を続けることができております。特に昨年開催しました第147回定期演奏会では東京芸術劇場をほぼ満席にすることができ、また演奏も大変ご好評をいただくことができ、コロナ禍に負けじと日々活動を続けてきた成果を痛感いたしました。この成功はこのような時代に合唱を続けていく一つの道標となったのではないかと思います。

新型コロナウイルスの流行から3年が経ちますが、この間に得た経験を基に、当団にしかできない合唱を皆様にお届けしたいと思います。今後も団員一同精進して参ります。

第148代責任者 松井直也