日記

サマーコンサート、略してサマコン!

皆様、初めまして。2年生トップテノールの亀井と申します。

蝉の鳴き声が秋の虫の声に変わり、残暑も段々と終わってきていることを肌で感じるようになってきたこのごろですが、今回は少し遡って、まだ残暑をはっきりと感じられた9月上旬に行われた行事についての日記を書かせていただきたいと思います。

去る9月9日、台場区民センターにてサマーコンサート、団内では略して”サマコン”と呼ばれている行事が行われました。
サマコン、とは、我々慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団と女声合唱団が合同で開催する内輪向けコンサートです。
昨年度は諸般の事情により2月に延期され、ウィンターコンサートと名を変えていたりもしたのですが(2/18、上水流君の日記参照)、今年は無事例年通りの9月上~中旬ごろの間に開催することができました。
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サマコンはその特色として、男声、女声合唱団の参加者同士がめいめいにグループを組み、ジャンル、形態の縛りなく自由に、好きなように歌を演奏し合い、それを聞き合う、というとても自由で気楽な形をとっています。
また、このコンサートの観客は同じ団員たちだけなものですから、例年、団員たちは皆どこかはっちゃけた演奏をし合ってきたのだそうです。普段触れない曲に挑戦してみたり、あるいは趣味に走ってみたり、などなど。

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今回のサマコンもまた、そうした前例に倣った楽しいコンサートでした。とあるグループは普段はやらない混声合唱をやってみたり、別のグループはちょっと「ガチな」演奏をしていたと思ったら、大事なところで音を外してしまって、ホールに笑いとちょっとしたヤジが飛び交ったりもしました。

他にも、ちょっと「オタクな」演奏を全力で「オタク」に扮して大真面目にやるグループがいたり、はたまた自分の参加しているグループが壇上に現れてはじめて、出番をさっぱり忘れていたことを思い出して慌てて舞台に駆け上がる人がいたり。
「あれをやってみようよ」「ここをこうしてみたら面白いかな?」という遊び心や、普段は無いようなハプニングに満ちた、とてもアットホームな身内のコンサート。

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しかしやはり、皆どこかではちゃんと練習していて、その成果の分だけしっかりと心を掴む演奏をします。不思議なもので、どんなにおふざけが混じっていたとしても、その裏にある練習の成果がしっかりと目に見えるのが、このコンサートの良いところでもあるのでしょう。

練習を一生懸命やって、演奏を一緒に楽しんで、男声、女声合唱団の絆もきっとより一層深まったのではないでしょうか。

今後とも、この温かな行事が続いていくことを願わずにはいられません。

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