日記

Happy Wagner Life!

2013年度責任者 田中佑岳

もう一年が終わろうとしている。
本当に早かった。
まだまだ仲間と歌っていたいが、それは叶わない。
悔いの残らないように、精一杯の演奏をしたい。

責任者就任時のあいさつ

責任者就任時のあいさつ

私は責任者に就任した際にスローガンを掲げた。
“Happy Wagner Life!”

普段は週三回の練習をして、週末にはお声掛け頂いた様々な所へ演奏に出かけた。
ワグネルの予定のない日は、学校の課題を片付け、アルバイトにいそしみ、デートを楽しんだ。

練習では声の出し方を学び、音とリズムを正確に刻むことを覚え、全体でハーモニーを作ることを目指した。
いつも先輩に注意された。先生に怒られることもあった。

この四年間、
「忙しくて辛い」と「充実して幸せ」は僅かな違いであった。
「怒られて悲しい」と「成長して嬉しい」は紙一重であった。
全ての団員にワグネルを通じて幸福と喜びを感じてほしい。
“Happy Wagner Life!”に込めた一つ目の願いである。

ワグネルサマー・コンサートにて

ワグネルサマー・コンサートにて

一年生の頃は下手くそだった自分がようやく足を引っ張らない程度になった頃には最上級生になっていた。
上手くなった四年生が卒団し、一年生が入団する。
この繰り返しにもどかしさを覚えることがある。

練習後、パート集合写真

練習後、パート集合写真

しかし、ワグネルでの時間が限られているからこそ、一回の演奏会に大きなエネルギーを注ぐことができる。
大学生活を懸けて作り上げてきた音楽をすべて出し切りたい。
演奏会にお越しくださった全ての方に、いい時間を過ごしたと感じて頂きたい。
“Happy Wagner Life!”に込めた二つ目の願いである。

ガラ・コンサート レセプションにて

ガラ・コンサート レセプションにて

四年間の活動を通じて、皆様から一方的に愛情を頂いてばかりだった。
ワグネル・ソサィエティー男声合唱団は本当に多くの方に応援して頂いていると実感した。
また、田中佑岳という個人も数え切れない方々に温かく支えて頂いた。
とても御恩は返しきれないが、僕が日々幸せに生きていること、ワグネルが活発に活動していること、そしてなによりも11月17日に命の込もった演奏をすることで恩返しのほんの一部とさせていただきたい。

第137回定期演奏会にて

第137回定期演奏会にて

演奏会では、ワーグナー生誕200年を記念しOBの皆様にご賛助頂いての「ローエングリン」や、今年6月に委嘱初演を果たした「ふなたび」の再演など、四ステージをご披露する。
入場券の当日販売も行うので是非とも会場に足をお運び頂きたい。