日記

春合宿in2024

 

はじめまして。150代バリトンの齋藤貴心と申します。新緑のさわやかな季節となりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、去る2月18日から23日の6日間、千葉県岩井の大謙館にて春合宿を行なってまいりました。今回の合宿の開催にあたり、手厚いサポートをいただいた大謙館の皆様とOBの方々に、改めて感謝申し上げます。1日目、昨年とは異なり、天気も比較的良好で、団員皆ほぼ予定通りに宿に足を運ぶことができ、初日からスムーズに練習を行うことが出来ました。2日目、3日目には今回5月4日に行われた東京六大学合唱連盟定期演奏会(以下六連)にて指揮者を担当してくださる福永先生をお招きし、六連で演奏する単独曲の合わせ練習を行いました。福永先生の音楽面での的確なご指導のもと、団員一同気を引き締めながら練習に臨む事が出来ました。パートごとの課題を詳しく説明していただき、曲としての完成度を更に高めていきました。合宿4日目からは当団ヴォイストレーナーの小貫先生にお越しいただき、全体発声を進行していただいた後、団員一人一人の発声を個別に見ていただく傍ら、六連合同曲、そして東西四大学合唱演奏会で演奏する単独曲の音取り、合わせを行いました。また新たな試みとして「ワグネルミニコンペ」と題し、団内で4つのグループに分かれ課題曲と自由曲を歌うことで順位を競いました。当団の代毎の学生指揮者3人と小貫先生に審査員を努めていただき、少人数に分かれ歌うことで団としての改善点、そして優れている点がより具体的に団員全員が把握出来ました。合宿5日目の練習後にはバーベキューが催され、夜空の下、団員一同競う様に大量の食材を平らげていました。
その後の宴会では今まで取り組んできた様々な曲を皆で歌い、大変盛り上がりました。そして翌朝、合宿を支えてくださった大謙館の皆様に「慶應塾歌」、「若き血」、「岩井讃歌」の3曲の演奏を行い、そのまま現地解散となりました。

この6日間を通して全体としての課題、そして個人としての課題が明白になったのではないかと感じます。この素晴らしい経験を生かして、六連、四連、そして定期演奏会で豊かな響きのある声を響かせていきたいと思います。これからもワグネル男声をよろしくお願いします。今回の春合宿開催に協力していただいた方々に、改めて深くお礼申し上げます。