日記

夢の槇原敬之さんのバックコーラス~東京公演編~

こんにちは。143代Baritonの名川と申します。日吉キャンパスの銀杏並木に落ちるギンナンもそろそろ減ってきて過ごしやすい環境になってきました。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

cELEBRATION朝

公演を控えた団員

さて今回は大規模な依頼演奏ということで、なんとあのシンガーソングライターの槇原敬之さんのライブのバックコーラスをしてきました!そのライブというのは、”MAKIHARA NORIYUKI SYMPHONY ORCHESTRA CONCERT “cELEBRATION 2015”~Starry Nights~”といいます。5年に1回しか行われないライブで、今年は槇原敬之さんのデビュー25周年を祝う節目の年でもありました。全5日の日程で、東京体育館で3日、大阪城ホールで2日行われます。普通のライブとは違い、我々合唱団によるバックコーラスと、フルオーケストラがついています。

そんな貴重なライブに参加できるなんて、と話を聞いた時から心がサンバを踊っているような気分でした。というのも私事ですが、僕は槇原敬之さんのファンだったからです。ライブに行ったり、握手会に行ったりなどといったことはしたことがありませんでしたが(他のアーティストでもありません)、ipodではよく聞いていましたし、カラオケに行けば必ず入れていました。今回の話は運がいいとしか言いようがありませんでした。

定期演奏会の練習等で忙しい中、ワグネル男声女声合わせて約100名に及ぶ団員が練習に励みました。普段行う合唱とは発声方法も曲の雰囲気も違い、戸惑う場合も多々ありましたが、依頼演奏マネージャーの方を中心として皆集中して取り組みました。リハーサルでは初めて今回一緒に舞台にのるオーケストラの演奏を聴き、重厚な響きに圧倒されました。

cELEBRATION公演後

公演を終えて会場を前に一枚

本番は、一万人というお客さんを目の前にして今更ながら事の重大さに気づき、焦ったりもしましたが、無事盛り上がり、自分たちの仕事をやり遂げることができました。個人的に難しかったのは、コーラスそのものよりも、振り付けや常に笑顔を絶やさないようにすることです。初日はつい次の音に自信がないと真顔になってしまいました(笑)。しかしコーラスは日に日に洗練されていき、最終日には自分たち自身が楽しんで行うことができました。槇原敬之さんの歌声は透き通り、また優しく、流石プロだなと感じました。とりあえず東京での3日間が終わり、一区切りです。一息つこうと思っても定期演奏会の練習やらなにやらあるわけで一息つけないわけですが、約1か月後の大阪公演の2日も素晴らしいものにしたいと思っています。そのうえでこのような経験が一生に一度しかないだろうというのはよくわかっているので、精一杯楽しみたいと考えています!

cELEBRATIONリハーサル

槇原敬之さんありがとうございました!