皆さま初めまして。この春、慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団に入団いたしました、154代バリトンの稲山龍太郎と申します。厳しい暑さの続く季節ですが、いかがお過ごしでしょうか。
去る7月12日、大田区民プラザにて、154代新入生演奏会が開催されました。先日の東西四連、金の卵コンサートに続く本演奏会は、新入生単独での初ステージです。先輩方のご指導のもと、より良い演奏を目指して練習を重ね、新入生31名でステージに立てたことを嬉しく思います。第1ステージは、カレッジソングステージです。「慶應義塾塾歌」「若き血」「我ぞ覇者」の3曲を演奏いたしました。塾歌の歌詞に「見よ風に鳴る我が旗を」とあるように、一人前になった僕たちを見てほしい、という思いで歌いました。ワグネル125年にわたって歌い継がれてきたカレッジソング。そんな素敵な曲たちを演奏できる誇りと、その伝統の重みを感じ、これからも歌い繋いでいく決意を新たにしました。
第2ステージは、外国語曲ステージです。「Slavnostní sbor」「Ride the chariot」「Ev’ry time I feel the spirit」の3曲を演奏いたしました。私は「Ride the chariot」のソリストを務めました。ホールに自分の声だけが響く瞬間、みんなでハーモニーを奏でるときとはひと味違った楽しさがあり、とても高揚しました。チェコ語の楽曲である「slavnostní sbor」では美しい発音を追求するなど、外国語曲特有の雰囲気を最大限に表現できるよう意識しました。
第3ステージは、日本語曲ステージです。「斎太郎節」「雨」「酒頌」の3曲を演奏いたしました。緩急のついたステージでしたが、それぞれの曲の世界観を大切にしながら歌いました。「雨」は、練習を始めてすぐの頃は、綺麗なハーモニーを作るのに苦戦していたのですが、本番では納得のいく演奏をすることができました。
これにて新入生演奏会は閉幕、と思いきや。「俺らも演奏するぞ!」と立ち上がった上級生が、「Sailing, Sailing」を披露。さすがの演奏で、先輩方への憧れがより一層強くなりました。最後は一緒に「slavnostní sbor」、アンコールとして「若き血」を演奏いたしました。先のステージでもなかなかいい演奏ができたと思っていましたが、先輩方の演奏は別格で、もっと進化していかなければ、と気が引き締まりました。演奏が終わった後、先輩や、見に来てくださったOB、関係者の皆さんに「bravo!」「ソロ良かったよ」と声をかけていただいて、頑張って練習した甲斐があったと思いました。改めて、指導してくださった先輩方、開催にあたりご尽力いただいた先輩方、そしてご来場いただいた皆さまに、感謝申し上げます。
第3ステージで演奏しました「酒頌」は、もともと早稲田大学グリークラブの卒団生へのはなむけとして作曲されたものです。そんな歌を新入生演奏会で演奏するというのもまた感慨深いですが、「我ら老いて」なお、154代みんなで歌っていられたらいいなと思う今日この頃です。(気が早いですね、笑)
10月にはワグネル創立125周年の演奏会も控えております。154代一同、これからも技術を磨き、伝統のワグネルトーンを継承していく所存です。今後とも応援のほどよろしくお願いいたします!

