日記

夏合宿in2025

こんにちは、151代トップテノールの阪口尋と申します。10月に入り暦の上では秋を迎えながらも、なお夏の名残を思わせる暑さが続いております。皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。さて、私たちは8月31日から9月5日までの6日間、長野県の高天ヶ原ホテルにて夏合宿を行いました。同ホテルでの開催は今回で4度目となります。合宿に際し、準備から当日に至るまで多大なるご協力を賜りましたホテルの皆様をはじめ、関係者各位に心より感謝申し上げます。

初日、到着後まもなく定期演奏会の第3ステージにて演奏予定の『一握の砂』の練習に臨みました。パート練習や全体での合わせを重ねる中で曲の難しさに直面する一方、歌う喜びを改めて実感し、その後の練習に向けて大きな原動力となりました。

2日目は早慶交歓に向け、合同ステージの演奏曲である『永久ニ』の練習を中心に進めました。互いの呼吸を感じながら声を合わせる時間は、合唱の醍醐味を再認識させるものでした。

3日目午後は休養日で、登山に挑む者、サマーコンサートに備える者、あるいは部屋で心身を休める者と、それぞれが充実した時間を過ごしました。技術系の団員は自主練習に励み、研鑽を深めました。夜にはヴォイストレーナーの小貫先生をお迎えし、パート・個人ごとに発声をご指導いただき、自身の課題を見つめ直す貴重な機会となりました。

4日目には福永先生をお迎えし、音楽表現の根幹に迫るご指導をいただきました。一音一音に対する意識が大きく変わり、音楽への姿勢を新たにする実り豊かな練習となりました。5日目は永澤先生のピアノの下、『ひたすらな道』の練習を行いました。夜には総会と役職説明会が実施され、役職への理解を深めるとともに、続く宴会では恒例のパート劇が披露され、笑いと歓声に包まれながら互いの努力を労い合う時間となりました。

今回の合宿を通じて、今後の演奏会に向けた課題がより鮮明になると同時に、団員一人ひとりの成長を確かな手応えとして感じることができました。この経験を糧に、より豊かな響きを皆様にお届けできるよう、団員一同一層精進してまいります。改めまして、合宿開催にあたりご尽力を賜りました高天ヶ原ホテルの皆様、並びに関係者の皆様に心より御礼申し上げます。