日記

One Voice

去る3月4日、5泊6日に及ぶ春合宿が無事終了いたしましたことを、新2年金子が全団員に代わりましてご報告申し上げます。今回は六連単独ステージで指揮を振っていただくOBの仲光甫(Steve)先生にバーバーショップの指導を、小貫岩夫先生に発声指導をしていただきました。また、ご多忙のところ遠方より佐藤正浩先生やワグネリアン編集委員長・塩野正敏様にも駆けつけていただき、温かい激励を賜りました。この場をお借りし改めて御礼申し上げます。

さて、今回の春合宿における最重要課題はバーバーショップへの取り組みでした。バーバーショップは19世紀後半にアメリカで発展したコーラスの一形態であることが知られていますが、実はワグネル入団前からの合唱経験者でもあまりなじみのないジャンルであり、尚且つ発声方法も通常の男声合唱曲とは少し趣が異なるため、当初の練習は困難を極めました。しかしながら、ヴォーカル・グループ「jammin’ Zeb」でご活躍されている仲光先生の熱いご指導のもと、徐々にではありますが各曲に対する構想が合宿を通じて見えてまいりました。本番では普段と一味違うワグネルトーンをご披露し、先輩方が培われてきた伝統に新たな風を吹き込めればと考えております。

マンツーマンの発声特訓

マンツーマンの発声特訓

また、春合宿から六大学合同演奏ステージで演奏する「心の四季」への取り組みが本格的に始まりました。ワグネルの父たる故畑中良輔先生が、生前並々ならぬ情熱を以て取り組まれた「水のいのち」の次期作にあたる本作に挑むことができるのは、団員として大変光栄なことであります。直接ご指導を仰ぐことが叶わなかった故畑中先生に思いを馳せつつ、髙田三郎作品ならではの魅力、六大学合同だからこそ実現できる迫力を表現したいと考えております。

最終日には総会が開催され、会計・新歓・各パートにおける課題などが主な議題として挙がりました。春合宿を乗り切った仲間たちが一堂に会して話し合うことで、各人がワグネリアンとしての自分を見つめなおす良い機会になりました。

本年はワグネル創立115周年を迎える記念すべき年であります。このメモリアルイヤーの最初の大舞台の成功にむけてなお一層鋭意努力してまいりますので、日頃よりワグネルを支えてくださっている全ての皆様には今後とも変わらぬご支援とご指導を賜りますよう切にお願い申し上げます。

最後になりますが、本年も爽やかな挨拶、細部まで行き届いた清掃、美味しい食事で合宿をサポートしてくださいました女将の川崎一枝様をはじめとする大謙館従業員の皆様に対する御礼を申し上げ、春合宿のご報告を終えさせていただきます。

関係者の皆様、ありがとうございました!

関係者の皆様、ありがとうございました!